寄せ植えの冬の管理について

すでに春に近づきつつあり、バラには新芽の赤いポッチが茎から出始めました。

春のお花も入荷してオーダー品を作りながら春を感じてウキウキしています♪

ラナンキュラスとバラ咲きジュリアンを使った春の寄せ植え

今更感がかなりあるのですが…冬の管理について書いてみたいと思います。

お花のレンタルでお店や美容室へ寄せ植えを置かせていただくことがあるのですが

2か月後に交換へ行くと寄せ植えの変化に驚くことがあります。

冬によく登場するハボタンは、早ければ11月には出回り始めます。

私はこのタイミングの仕入れを我慢して寒さが深まってから仕入れ始めます。

なぜか・・・それは寒さに触れることで苗がギュッと締まりそして色が鮮やかになるのです。

レッスンで作っていただいたリース。鮮やかですね!

過去のブログにものせた、美容室レンタル用で作成した寄せ植えのビフォーアフターです↓

ハボタンに注目すると、2か月の間に色が褪せて葉が広がっているのが分かりますか?

お店や美容院の環境ですが閉店後にお店の中に入れて管理することが多いです。

ですので外で過ごす時間は9時間~10時間くらい。

つまり24時間のうち半分以上、室内の暗いところで過ごしていています。

さらに休業日は24時間室内に置くことになります。

温度

色褪せと葉の広がりは寒さにあたっていないことが原因の一つです。

ハボタンやビオラなどは気温が低いと色素が濃くでるので

室温では色素が抜けてしまいます。

さらにこのままだと「春がきた」とおもってハボタンは一足先に蕾を出すことにも…

一方で…アフターでもシクラメンは色鮮やかで咲き続けています。

むしろ私が屋外で放置 管理していたシクラメンは枯れかけています(^_^;)トホホ

つまり、シクラメンは「(暖かすぎず寒すぎない)室内」が好きなのですよね。(放置してシクラメンさんゴメンナサイ泣)

耐寒性あるガーデンシクラメンも氷点下が続くときは屋内に入れた方が良いと思います。

外で育つ植物はできるだけ外が基本。

気温が下がり始めて氷点下になるタイミングだけ玄関など暖房のない室内に入れてあげるのがベストかなと思っています。(難しい場合は不織布をかけるだけでもだいぶ違います!)

ちなみに、ビオラを秋に「素敵な色♪」と買って育てていると、

冬に色が濃く出始めて「思ったのと違う~」ってこともありますよね(笑)

春になると色が戻るのかというとちょっと色が変わっていたり・・・

それも含めて割り切って楽しむのがよさそうですね^^

寄せ植えの左奥にビオラを入れたのですが、アフターでは葉の色が薄くなり少しヒョロッとしています。

日光不足は根が育たなくなり株自体が弱ります。

屋号にもしている「ラディーチェ」は”根”を意味していますが、

栄養を吸収し、体を支える基盤となる”根”を育てることはとても大切です。

復活させるにはこのまま寄せ植えの状態で管理するよりも

花壇などの地植えもしくは、良質な培養土を入れた鉢に植え替えて日光があたるところで

育ててあげるのが良いように思います。

乾燥

室内管理の心配事は「乾燥」です。

エアコンのきいた室内は乾燥していることが多く

お水やりがしっかりできていないところからしおれやすくなります。

お水やりはメリハリが大切で、この塩梅についてもレッスンでお伝えしたいと思います。

このハボタンの寄せ植えは少しリメイクして、春っぽい寄せ植えに変化させて

お店で飾ってもらいます^^

今回は遅ればせながら冬の寄せ植えの管理について書いてみました。

まもなく3月。春が近づいていますね!寄せ植えを一緒に楽しみましょう♪

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